ラバー軍手と背抜き手袋について|微妙に違う手袋シリーズ

ラバー軍手と背抜き手袋について|微妙に違う手袋シリーズ

ラバー軍手とは

ラバー軍手とは、手のひら側の表面にゴムなどによって滑り止め加工を施した軍手のことです。滑り止めを施すことによって、ものを運ぶときなどの作業が圧倒的に楽になりますので、引っ越し業者さん等の重いものを運搬する業者さんがよく使っています。ラバー軍手に使用される滑り止めにはいくつか種類があります。ゴム素材を手のひらの面全体に使用しているものや、ぽつぽつと小さな凹凸をゴム素材でつけているものなどがあり、凹凸の方たちはたいてい小さな円形ですが、指先だけ違う形になっているものもあります。

普通の軍手の場合、ものをつかんだ時に滑りやすく、非常に持ちにくくなりますが、ラバー軍手は、この手のひらにある滑り止めのおかげで、ものをしっかりと持つことができますので、重いものや滑って持ちにくいものを運ぶ際にもぴったりなのです。

ラバー軍手はその滑り止めのタイプによっていくつかの種類に分かれます。ぽつぽつとゴム状の粒の素材を手のひらの部分の前面に施したものはその見た目から「イボ軍手」や「ボツ軍手」といわれます。ゴムの部分を手のひら全体にしているものは、ゴム素材が薄い場合「ゴム引き軍手」、手のひら全体に熱いゴム素材が使われている場合「ゴム張り軍手」と呼ばれます。

背抜き手袋とは

背抜き手袋とは、一般のゴム手袋の背中を抜いた手袋。つまり、ゴムの部分だけを手のひら側に残し、背中の部分は空気が抜けるようにメッシュ素材等にしたもののことをいいます。背抜き手袋は背中が抜かれている分その部分から水が入ってしまいますので、ゴム手袋のほど防水性が高くはありませんが、手のひらの部分はゴム製ですので、ある程度の水なら防いでくれますので便利です。

背中が抜けていることによって通気性が確保されるというのが背抜き手袋の最大のメリットです。ゴム手袋の場合高い防水性を誇りますが、それと引き換えにどうしても空気がこもってしまうので、長時間作業をしようとした場合、どうしても手袋の中で手が蒸れてしまって、夏場は特に大変です。一方で、背抜き手袋なら背中から空気が抜けていきますので通気性は抜群。熱い現場での長時間の作業でも耐えられます。

また、作業性も背抜き手袋のほうが高いです。背中が抜けていることによって、普通のゴム手袋よりも高い伸縮性を背抜き手袋は発揮することができます。ですから、指先や手全体を大きく使うような作業の場合でも、自由に手袋を伸び縮みさせることができ、非常に効率よく作業できるというわけなんですね。

ラバー軍手と背抜き手袋の違いについて

ラバー軍手は先にも言いましたように、手のひらにゴム系の滑り止め素材を使った手袋全般を指しますので、手のひら前面にゴムをコーティングしたものだけではなく、イボ軍手などのぽつぽつとゴム素材をつけて滑り止めにしたものもさします。一方で背抜き手袋といった場合は、ゴム手袋の背中を抜いたものですので、手のひらの部分前面にゴム製のコーティングを施したもののみをさします。

つまり、正確にいえばラバー軍手という言葉は背抜き手袋のことも含めて指しているというわけですね。もともとの言葉の意味の違いをたどっていけば、ラバー軍手はあくまで、軍手にゴム製の滑り止めをつけたもので、背抜き手袋はゴム手袋の背を抜いたものですから、少し意味合いが異なります。しかし、手のひら全体にゴム製のコーティングを施した手袋の場合、ラバー軍手という言葉と背抜き手袋という言葉は、それほど明確に区別されて使われているものではないようです。ホームセンターなどで買う際にも、どちらの名称を使ったとしても店員さんに聞いてみれば話は通じると思います。正式な名称を覚えていなかったとしても「軍手の手のひら全体にゴムがついてるやつをください」とだけ言えれば問題ないかと思います。

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